赤ちゃんが手で伝えるサインに感動!初めての親子コミュニケーション体験
目次
ベビーサインとは?
ベビーサインとは、まだ言葉を話せない赤ちゃんが手話や簡単なジェスチャーを使って親とコミュニケーションする育児法です。赤ちゃんが自分の感情や欲求を伝えるのに役立ち、親子の絆を深めることができます。ベビーサインを通して、赤ちゃんの気持ちを理解しやすくなるため、育児がより楽しくなるとされています。
ベビーサインの基本的な仕組み
ベビーサインの基本的な仕組みは、赤ちゃんが自然に使いやすいジェスチャーを利用することで、言葉をまだ話せない時期でも意思疎通を図れる点にあります。
たとえば、「お腹が空いた」「もっと欲しい」などの気持ちを手の動きで表現できます。この方法は、親が日常生活の中で赤ちゃんにジェスチャーを見せながら言葉を添えることで、赤ちゃんにその意味を覚えさせるシンプルな方法で進めます。
いつから始められるのか?
ベビーサインは0ヶ月からいつでも始められます。6ヶ月以降になると赤ちゃんは自分で座ることができ、手を自由に動かせるようになってくるので、ママパパのサインを真似したり「お返事」を返してくれるようにもなってきます。また、歩き始める頃には「もっと」「食べる」などのサインを使える赤ちゃんも多くなるため、早期のコミュニケーション手段として非常に有益です。

ベビーサインを育児に取り入れるメリット
赤ちゃんの言語発達を促進
ベビーサインは、言葉を話す前の赤ちゃんと簡単なジェスチャーを使ってコミュニケーションをとる方法です。この育児法を取り入れると、赤ちゃんはサインを通じて周囲と積極的に意思疎通を図るようになり、言語発達の促進が期待できます。研究によれば、ベビーサインを学んだ赤ちゃんは言葉の習得が速く、後に豊かな表現力を持つようになることも報告されています。特にジェスチャーを取り入れることで、赤ちゃん自身が「伝える楽しさ」を体験でき、言葉への興味が自然に育つのが特徴です。
親子間の信頼関係を深める
ベビーサインを学ぶことで、親子間の絆がより深まります。まだ言葉で気持ちを伝えられない赤ちゃんがジェスチャーを通じて「言いたいこと」を伝えることで、親は赤ちゃんをさらに深く理解できるようになります。
この双方向のコミュニケーションが育児の中で「通じあえた」という成功体験を生み、育児に対する安心感を高めます。また、赤ちゃんが親の反応を目にすることで、信頼関係や安心感も強まります。これにより、健全な親子のつながりが築かれるのです。
赤ちゃんが感情や欲求を表現できる喜び
ベビーサインを通じて、赤ちゃんが自分の感情や欲求を表現できるようになると、大きな喜びを感じることができます。「もっと」「お水」「眠い」など、簡単なサインでも、赤ちゃん自身が欲求を満たせる手段を持つことになり、それが自己肯定感の向上につながります。赤ちゃんが自分の考えを伝えられることで、親もその意思をくみ取りやすくなり、日常の育児がスムーズになっていくのもベビーサインの大きな利点です。
夜泣きやギャン泣きの軽減効果
赤ちゃんがジェスチャーで自分の状態を親に伝えられるようになると、夜泣きやギャン泣きの頻度が減るという効果も期待できます。これは、赤ちゃんが「なぜ泣いているのか」の理由が分からず困惑してしまう、いわゆる育児ストレスの原因を減らすことにもつながります。
例えば「お腹がすいた」「オムツが濡れている」といった赤ちゃんの要求がサインで伝えられることで、不安やストレスを未然に防ぐことができるのです。このように、ベビーサインが親子に平和な育児時間をもたらしてくれます。
簡単!ベビーサインを始める方法
日常生活に取り入れやすいサイン例
ベビーサインは日常生活の中で無理なく始められるのが魅力です。例えば「ミルクが欲しいとき」のサインなら手をグーパーする動作、「おいしい」のサインならほっぺたに手を当てて軽く叩く動作。このように、赤ちゃんにとって理解しやすく、簡単な手話やジェスチャーだけで行える動きを使います。また、食事やおむつ交換といった日常的なタイミングで、「これがミルクだよ」「交換するよ」と言葉を添えながらジェスチャーを見せることで覚えやすくなります。
効果的な教え方のコツ
ベビーサインを赤ちゃんに教える際のポイントは、楽しみながら繰り返すことです!赤ちゃんは何度も見たり聞いたりすることを通じてサインを覚えていきます。そして、サインをする際には、必ず「ミルク」「おいしい」など簡単な言葉を添えることが重要です。視覚だけでなく聴覚情報も加わることで、赤ちゃんの理解が促進されます。また、赤ちゃんが理解して実際にサインを使えるようになったら、笑顔で大げさに反応し「分かったよ!」と伝わる声掛けをすることで、学習意欲と親子の信頼関係が深まります。
失敗しないための注意点
ベビーサインを実践する際、焦らないことが一番大切です。赤ちゃんがサインをすぐに覚えたり実際に使ったりするには、少し時間がかかる場合があります。また、強制しないように注意しましょう。赤ちゃんが「やりたい気分ではない」ときには無理に教えようとせず、楽しい雰囲気を保つことを優先してください。さらに、周囲の家族や育児仲間に協力を頼むことで、一貫したサイン環境を作り出しやすくなります。
初めてのサイン選びのポイント
初めてのベビーサインは、赤ちゃんの興味を引きやすいものや日常生活によく登場するものがおすすめです。「ミルク」や「もっと」などの基本的なサインは使用頻度が高く、赤ちゃんも早く覚えやすい傾向にあります。また、赤ちゃんの好きな動物やおもちゃに関連するサインも選ぶと興味を持ちやすいです。初めてのサインは、赤ちゃんと親が一緒に楽しみながら実践できるものを選ぶと、自然とコミュニケーションが深まり、子育ての楽しさが広がります。

親子の絆を深めるベビーサイン活用エピソード
「これなあに?」楽しいお散歩体験
息子が1歳を過ぎ、お散歩好きになった頃、興味を持ったものを指さしたり拾ったりしながら「これは何?」のサインを見せてくれました。知りたい!という気持ちや興味を持つものがわかると親も教えやすいし会話を広げることができます。
語りかけや声かけが良いとわかっていても、何を話せばいいのやら。。。と沈黙してしまうこともありましたが、子供から聞いてくれるので、ただの沈黙ではなく、待ってあげられているという心の余裕にも繋がりました!何よりサインをする姿が可愛くて、お散歩がとっても楽しい日課になりました。
赤ちゃんが「もっと」と伝えたい瞬間
食べるのが大好きな息子。「もっと」も早く覚えたサインの一つです。ご飯が美味しくて「もっと」、大好きなバナナやヨーグルトを「もっと」食べたいと、よく教えてくれました。
絵本を読んでいる時やおもちゃで遊んでいる時も「もっと」とリクエストしてくれることもあります。子供から言われなければ、親の判断で終わらせてしまい、ぐずられたり息子の好きや得意を見つけてあげられなかっただろうと思います。
「じゃあ、もう一つね。これでおしまいだよ」「もう一回やりたいんだね、楽しいね」などと反応することで、息子も理解し、満足してくれ、笑顔を見せてくれました。言葉が出てくるようになってからもサインは活用し、伝えることが上手になっていると感じます。
まとめ:ベビーサインで育む親子の特別な時間
一歩踏み出す価値がある育児の方法
ベビーサインは、まだ言葉を話せない赤ちゃんとの特別なコミュニケーション手段です。この方法は、赤ちゃんが自分の気持ちや欲求を簡単なジェスチャーを通じて伝えることで、親子の深い絆を築く素晴らしいきっかけを作ります。そして、親が赤ちゃんの気持ちを理解する楽しさを知ることができ、育児がより充実したものになります。また、言葉が話せるようになる前に、赤ちゃんが伝えたいことを知ることで育児ストレスが軽減されるというメリットもあります。
一歩踏み出してベビーサインを学ぶことは、親として大切な学びであり、乳幼児期の貴重な時間をより特別なものにしてくれますよ♪
【この記事を書いた人】

山田さや(6歳男の子、0歳女の子のママ)
初めての子育てで「どうして泣いているの?」と悩んでいた時に出会ったのがベビーサインでした。
言葉が話せない時期でも気持ちを伝えてくれることで、私自身がすごくラクになり、
「もっと多くのママに知ってほしい」と思い活動をしています。
現在は山形県で、ママと赤ちゃんのためのネイルケア専門サロンとベビーサイン教室を運営中。
ベビーサインアドバイザー/子どもの爪(爪切りや爪噛み・指しゃぶり)の専門家としても活動しています。
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